信長の湯
2009年3月11日


 先月デアゴスティーニから「週刊 安土城をつくる」というクラフトマガジンが発売されました。
 これまでデアゴスティーニのクラフトマガジンは、週刊マイロボットに始まり、週間週刊ラジコンカー、週刊戦艦大和を作ると続き週刊ハーレーダビットソンと週刊フェラーリ・グランドツーリズムを現在作成中ですが今回はパスです。
 木工は大和で大変だったのと日本史に疎い私には「安土城」がどうもピンと来ません。これが熊本城や姫路城だったらどうなっていたか分かりません。
 しかしいつもの創刊号の罠につられて買ってしまいました。金のシャチホコをハーレーに付けたりした遊んでいました。
 その他のパーツですがそのまま捨てるにはもったいないので一応、組み立ててみました。


 大和の時と比べてパーツの加工精度が格段上がったとみえて部品同士が正確にハマるので簡単に組み立てる事ができます。私もこの組み立てにハマッてしまい、あやうくデアゴさんの戦略にハマる所でした。
 大和の時は、パーツの精度が良くなくて自分で切ったり削ったりする必要があったのですが、これなら苦労せずに組み立てられると思います。(大和のトラウマを払拭せねば)

 しかし私の当たったパーツは最頂部の梁(写真×)と一番下の梁(写真◎)が間違って入っており、一番下の梁が2本となりこれを最頂部に使わざるを得ません。
 一番上の梁は屋根の垂木を入れる溝が切ってあるので結局この溝をカッターで苦労して掘る羽目になりました。
 当然クレームを付ければパーツを交換してくれるのでしょうが、創刊号だけ購入者なんでちょっと遠慮しました。しかしこれが110回の初っぱなであれば、そうは言っておれませんが。

 創刊号では小屋組みと破風板と垂木の組み合わせはしませんが、今回は創刊号でどこまでやれるかなんで一応全部くみ上げました。

 左は素組の状態です。このままだと屋根が大きくなるので右のように破風板に合わせて垂木を切りそろえました。溝を自分で掘ったので垂木がでこぼこしていますが大目に見てください。

 着色は黒のスプレーでとありましたが、そこはお手軽に黒のマジックでチョイチョイと着色です。大和ではこの塗装にも苦労させられました。(軍艦色のスプレーを何缶使った事か)
 さすがに創刊号には屋根まで付いていませんでした。ちょっと屋根なしだと普請中の家になるので屋根は自分で作る事にしました。
 最初は付属の紙やすりを貼ろうかとも思いましたが瓦柄のパターンを厚手の紙に印刷して貼ることにしました。
 また小屋組みの部分には壁がないので白いボール紙を内側から貼ってあります。

 一応「創刊号だけ安土城」の完成です。

 このプチ安土城、昭和の鉄道模型のレイアウトに置いてみます。
 そうするとありました、ありました。ベストマッチの場所が、私がこのレイアウトで一番お気に入りのあの場所です。

 まず屋根と後ろの壁を取っ払います。(中の女湯は気にしないでください)。煙突も邪魔になるので取っておきます。後から適当な位置に両面テープで固定してあります。


 この模型は1/90なのでNゲージの1/150に比べるとかなりのオーバースケールですが偶然も横幅はピッタリです。また形といい色合いといい、なんとなくレイアウトになじんでいませんか。
 屋根のシャチホコは、まぁ気にしないでください。ここ「信長の湯」のご主人の趣味ですので。


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